福島第1原発の汚染水対策として行われている地下水バイパスで、社員が誤って計器を操作し、一時、放水を停止するトラブルがあった。
東京電力によると、くみ上げていた地下水の海への放水を、20日午前10時前に始めた。
しかし、放水量を計測する流量計の表示が消える不具合が生じ、すぐに放水を停止したという。
東京電力の社員が、流量計についた水滴を拭き取る際に、計器の操作部に誤って触れたことが原因で、東京電力では、流量計の調整を行い、その後、放水を再開した。
20日に放水された地下水は、あわせて1,820トンで、漏えいなどの異常は確認されていないという。 (7/21 13:14)